1983-05-25 第98回国会 衆議院 法務委員会 第10号
なおかつ、ベトナム戦争継続中におきましても一人の国外脱出者もなかったのでありますが、あそこに共産政権ができることによりまして百五十万の人々が争って自分の命の保証もないままに難民としてボートピープルに出る。この現実というものをわれわれはこのわずか八年間の歴史の中によく学び取らなければならぬと思うのであります。
なおかつ、ベトナム戦争継続中におきましても一人の国外脱出者もなかったのでありますが、あそこに共産政権ができることによりまして百五十万の人々が争って自分の命の保証もないままに難民としてボートピープルに出る。この現実というものをわれわれはこのわずか八年間の歴史の中によく学び取らなければならぬと思うのであります。
三年以前から、いまはなき西村君の提唱によりまして、当時まだベトナム戦争が続いているのに早期返還は困難ではないか、あるいは、早期返還ということになれば、やはり基地の自由使用とか核兵器が残るというようなこともあるのじゃないかという懸念もあったし、また、他方においては、基地なき沖繩の返還でなければ絶対にいけない、安保破棄、こういうような全面即時無条件返還という声もありましたさなかに、ベトナム戦争継続中といえども
そこで、それならば、この共同声明の第四項のベトナム戦争継続の場合にはということで、協議の問題が、「十分協議することに意見の一致をみた。」こういうふうになっておりますね。